ZI指数 分析・活用

外部指数分析・活用

準備

まずは、ZI指数 作成・設定 | TARGET競馬 (targetkeiba.com)で指数の作成、設定をしましょう。

次に、レース検索をしていきます。レース検索のやり方は、こちらを参照してください。

ZI指数 傾向分析

準備ができたら、分析に入っていきます。まずは、TARGETのオンラインヘルプの用語解説を見ていきます。

ZIは前走の成績を簡単に指数化したもので、基本的にはこれが高いと人気になる可能性があります。前走の着順、人気、着差や連対率、頭数の増減や斤量の増減、脚質等を数値化したものです。前日予想時の人気の判断としてご利用ください。

TARGET frontierJV(ターゲット) | 使い方マニュアル (jra-van.jp)

前日予想時の人気の判断として利用するよう記載がありますので、どの程度、人気の指標として利用できるのかを確認するため、まず、ZI指数1位が実際に何番人気になっているかの傾向を見ていきます。

2004年~2021年の新馬戦、障害戦を除く、ZI指数1位の人気分布をみると以下のことが分かります。(図1)

  • ZI指数1位だった馬のうち、実際に1番人気だったのは、52.4%。
  • ZI指数1位だった馬の94.9%は、1~5番人気となっている。

→ ZI指数1位の馬は、約半分は1番人気、95%は1~5番人気となっていることが分かります。

図1

次に、ZI指数順位と人気順位との関係をみるために、2004年~2021年の新馬戦、障害戦を除くレースの出走馬について、縦軸:ZI指数順位、横軸:人気順位として、データ数の分布を調べてみました。(表1)

横、縦でみて、最大のデータ数のところがピンクになっています。ばらつきはあるものの、最大のデータ数のところが、指数1位-人気1位、指数2位-人気2位、、、、となっていることが分かります。

→ 前走成績のみから算出している指数にもかかわらず、ある程度は、人気が予想できている。

→ 逆にいうと、前走成績にひっぱられて人気が作られる傾向がある?

表1

ということで、次に、ZI指数別人気別単勝回収率を見ていきます。(表2)

黄色が単勝回収率90%以上、ピンクが単勝回収率100%以上です。

人気のわりに、ZI指数が低いほど、単勝回収率が上がる傾向が分かります。

→ 例えば、同じ一番人気でも、ZI指数が高い(前走成績がよい)と、単勝回収率(期待値)が下がる傾向があり、逆に、ZI指数が低い(前走成績が悪い)ほど、単勝回収率が上がり、おいしい1番人気馬となりそうです。

表2

ZI指数 活用

同じ1番人気でもZI指数が低い(前走成績が悪い)ほど期待値が高くなる傾向を活用するため、TARGETの「出馬表分析」の機能を使って、レース当日に1番人気でZI指数が低い該当馬を抽出していきます。

まずは、出馬表レース選択画面から、出馬表分析をクリックします。(図2)

図2

次に、出馬表分析画面のファイル→外部指数1をファイルから読み込む→【ZI】を読み込むでZI指数を読み込みます。(図3)(開いたときに読み込む設定にしていればこの操作不要)

図3

外部指数のタブをクリックし、オッズ・結果読ボタンの横の▼をクリックし、速報単複オッズのダウンロードと読み込みをクリック、その後、人気順で並び替えるため、タイトル行の「人」のをクリックします。(図4)

図4

1人気馬のみ抽出するため、2人気の一番上のところの行にカーソルを合わせ、右クリックし、カーソル以下のデータを抽出から外すを選択します。(図5)(一番上のメニューの抽出から、1番人気馬を選択し、抽出してもいいです。)

図5

タイトル行の「順1」を2回クリックすると、ZI順位降順に並びますが、ZI指数がない新馬戦のデータを除くため、新馬戦のところの一番下にカーソルを合わせて、右クリックで、カーソル以上のデータを抽出から外すとします。(図6)

図6

これで、1番人気馬で、かつ、ZI指数順位が低い、おいしい1番人気馬を抽出することができました。(図7)

図7

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